ドースイスピーガ
2019年 08月 26日
先日、おともだちに教えてもらった神保町・ポルトガル菓子の店・ドースイスピーガに行った。
人気店とはきいていたが、昼の段階で目玉商品のエッグタルトはもうなくて、その他生菓子もほとんどなくて、購入したのは、リス川のささやき、アーモンドとチーズのタルト、コーヒーのブロアス、セインブラの焼き菓子、ココナツケーキ。
エッグタルトは残念。今度は予約していこう。
さて、天ぷらやカステラを挙げるまでもなく、実は日本の食文化の中に、ポルトガル由来のものは結構あるから(特に九州に多い)ので、かの地に行くと、「あ、日本のと同じだ」と思うものも多々あるそうで、食という意味では、日本人にもなじみやすいものが多いのがポルトガル。
これらのお菓子も一口食べてみると、「ゆべしみたい」だったり「九州長崎に確かにこんなお菓子ある」(長崎のカスドース?)みたいだった。フランス菓子やウィーン菓子などを食べて、少なくともおばあちゃんの時代の懐かしさを感じることはまずありえないが、これらのポルトガル菓子、どこか中華菓子ぽかったり、和菓子の何かに似ていたり、違うのだけど、つながりを感じるのが楽しいところ。
その意味で、母や祖母を連れていきたいような思いに駆られるいい店だった。私の祖母はもうふたりとも存命じゃないけど。
ひとりの祖母は九州出身で、「九州のものはなんでも美味しい」なんて言いながら、お菓子はわざわざ九州から取り寄せていたっけ。
だから、本格派なのだけれど、どこか長崎の銘菓を思わせる懐かしさがあるこのお菓子群、もし連れていくことが出来たら、きっととても喜んだに違いない。写真はリス川のささやき。